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【YouTube】テレワークでオペラやってみた♪|フィガロの結婚より手紙の二重唱

今回はスペシャルバージョン♡テレワークでオペラに挑戦!

コロナウイルスの影響で集まって演奏することのできない音楽家たちが、それぞれが離れたところで演奏し、撮影した映像を合わせて一つの作品にする…というテレワーク。

YouTubeなどで、その活動が音楽家の中でどんどん広がっていっています。

そんな中で、オペラ歌手、杉浦葉奈として何ができるかな?と思い、大学の同期であり、同門(同じ先生の元で勉強する生徒のことを同門という)の和音に相談し、今回の企画が実現。

モーツァルト作曲、フィガロの結婚より手紙の二重唱。「もしも伯爵夫人とスザンナが2020年コロナ禍にいたら」というバージョンでやってみました♡

まずはネタバレの前に動画をご覧ください♡

普段あまり見ることのできない「伯爵夫人とスザンナ」の現代バージョンをお楽しみいただけましたでしょうか…♡飲んでいるものや服装等、いたるところで身分の差が垣間見えましたね!

神童と呼ばれたモーツァルトですが、オペラや宗教曲、歌曲などの声楽曲、そしてピアノ(当時まだ発展途上の楽器)曲や交響曲など器楽曲でも幅広く作曲し、今でも多くの分野で人気があり、演奏回数も多い…という数少ない作曲家です。

さすが神童。

今回、そのモーツァルトが作曲したオペラの中でも特に人気があり、有名な「フィガロの結婚」から手紙の二重唱を演奏しました。

夫である伯爵の心が自分に向いていないことに悩んでいる伯爵夫人。(どこの世界も、いつの時代も浮気性の男性はいるんですね!)そんな夫を懲らしめるためにある案を思いつきます。

スザンナにわざと気のあるそぶりをしてもらって伯爵を森へ呼び出し、そこへはスザンナに変装した自分が自ら行き、夫の浮気現場を現行犯で取り押さえてやろう、という作戦。

その呼び出すための手紙(Ver.2020ではLINEでしたね!笑)を書いてもらう、というのがこの二重唱のシーン。

実際このオペラのフィナーレではその作戦は実行され、いろいろハプニングは起こりながらも無事に作戦成功。伯爵が伯爵夫人に許しを請い、許されたところでこの作品はThe End!

今回私が作曲家モーツァルトと台本作家ダ・ポンテに許しを請わなければいけないのが、すこ~しだけ言葉を変えさせてもらったこと。

本来なら「森の松の木の下で…」となるところを「松の木の下で…マスクをつけて…」に変えさせてもらいました。今イタリアでも日本でもマスクをしないで人と会うのは危険ですからね!マスクは必須ですので。笑 

本来舞台の読み替え自体好きではない、歌詞を変えるなんてとんでもない!と思っている私ですが、今回は“今しかできないこと”に挑戦してみました。きっと面白いこと好きなモーツァルトなら「2020年、先が見えない不穏な世の中でちょっとでも笑顔になって楽しんでくれるんならいいんじゃない?」って笑って許してくれそう…そう信じて公開しましょう!笑

このテレワークの映像で少しでもオペラを身近に感じてもらったり、ちょっとでも笑顔になったり、クスッと笑ってくれる方がいますように♡

そして一日でも早く、テレワークやYouTubeだけではなく、同じ空間で音楽を楽しめる日が戻ってきますように…♡

↓製作裏話はこちら♡笑↓

↓演奏のみバージョン↓

(対訳はその下にあります!)

W.A.Mozart “Le nozze di Figaro” Canzonetta sull’aria

モーツァルト作曲 歌劇「フィガロの結婚」より 手紙の二重唱

Ver.2020 Covid-19

CONTESSA 伯爵夫人

Cosa mi narri! E che ne disse, il Conte? 

何ですって?それで伯爵は何と?

SUSANNA スザンナ

Gli si leggeva in fronte il dispetto e la rabbia.       

顔に怒りと苛立ちが表れていました。

CONTESSA  伯爵夫人

Piano: ché meglio or lo porremo in gabbia.             

落ち着いて、今から彼を鳥かごに追いやるんですから。

Dov’è l’appuntamentoche tu gli proponesti?           

約束の場所はどこ?

SUSANNA スザンナ

In giardino. 

お庭です。

CONTESSA 伯爵夫人

Fissiamgli un loco. Scrivi.  

場所を指定しましょう。書いてちょうだい。

SUSANNA スザンナ

Ch’io scriva… Ma, signora…

私が書くのですか…でも、奥様…

CONTESSA 伯爵夫人

Eh, scrivi, dico; e tutto io prendo su me stessa.  

書いてと言っているの、責任は全て私が負います。

Canzonetta sull’aria…

そよ風に寄せる歌…

SUSANNA スザンナ

Sull’aria…

そよ風に…

CONTESSA 伯爵夫人

Che soave zeffiretto…

甘く優しいそよ風が…

SUSANNA スザンナ

Zeffiretto…

そよ風が…

CONTESSA 伯爵夫人

Questa sera spirerà…

今宵吹くでしょう…

SUSANNA スザンナ

Questa sera spirerà…

今宵吹くでしょう…

CONTESSA 伯爵夫人

Sotto i pini… con la mascherina… 

松の木の下で…マスクをつけて…

SUSANNA スザンナ

Sotto i pini? 

松の木の下?

CONTESSA  伯爵夫人

Sotto i pini… con la mascherina…

松の木の下で…マスクをつけて…

SUSANNA スザンナ

Sotto i pini…con la mascherina…

松の木の下で…マスクをつけて…

CONTESSA  伯爵夫人

Ei già il resto capirà.

あとはお分かりになるでしょう。

SUSANNA スザンナ

Certo, certo: il capirà. 

もちろん、お分かりになるでしょう。

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