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歌手なのになぜ必要?|ピアニストとのレッスン@コモ湖

先週土曜日のロックダウン後初レッスンに続き、水曜日もピアニストのレッスンを受けてきました♪

ピアニストのレッスンって言うとみんなハテナ顔になる。笑

歌い手なのに?なぜ?ピアノも弾けるの?って笑

(あ、一応ピアノは弾けますよ!笑 レッスンは大学以来受けてないけど!笑)

私たちオペラ歌手にとって大切な存在、コレペティトール。なんか犬種みたいな名前。笑 彼らの主な仕事は、曲を仕上げるために歌い手にレッスンをすること。

私たちは略してコレペティと呼んでいる。

曲を仕上げるためのレッスン…?…???

はてながいっぱいですよね。笑

基本的にオペラは指揮者がいて、オーケストラがいて、歌手がいて、各々準備した状態で合同で稽古を行い、公演の準備をしていくという流れ。

つまり指揮者や他の共演者との稽古の前に個人的に稽古をつけてくれたり、オーケストラと合わせる前の指揮者稽古の伴奏を弾いてくれたりする準備屋さん。本番はオーケストラが基本なので表舞台には立たない正に縁の下の力持ち。

イタリア語ではMestro accompagnatore(マエストロ アッコンパニャトーレ)とか、Ripassatore(リパッサトーレ)やPreparatore(プレパラトーレ)などと言われている。ちなみに最後につくトーレというのは〜する人という意味。

なので、このピアニストとのレッスンが歌い手にはとても大切。

歌の先生は声の出し方や表現の仕方、より美しい声を出す方法を教えてくれる一方で、コレペティは音楽的に間違いがないように修正してくれる役目。

簡単にいうと、発音が間違っていないか、リズムや音が合っているかをチェックしてくれる。そしてもう一つ大切なのは音楽を作ること。

フレージングや強弱、表現の仕方など、本当に色々なことを教えてくれる。

私が教えを受けているジョルジョくんです♪(2018年春撮影)

小柄(ひょっとしたら私より背が低い⁉︎)で、抹茶チョコレートが好きな可愛い男の子。笑 年は私より1つか2つ下だった気がする。。。

コレペティによっては歌い方、発声の指導までしたがるピアニストが多い中(歌の先生の伴奏をしたりするので、専門外にもかかわらず、知識のみ玄人になり口を出したがるピアニストが多いんです!)、ジョルジョは一切発声には口を出さず、「それは美しい音ではない」とは言われても、「どうしたら美しく出せるか、正しく出せるかは、君の歌の先生とレッスンしてきて」と言ってくれる。

そこが、私が彼について勉強している最大の理由。

若いコレペティさんだけど、世界最高峰のスカラ座アカデミーを卒業して、今もコモの劇場専属ピアニストとして働いていて、経歴や知識は十分。そして人柄も最高♡

的確な指摘をくれて、自分一人ではたどり着けないところから表現を教えてくれたりするので、本当に本当に助かっている。本番前だけでなく、日頃から定期的にレッスンを受けて、ジョルジョと一緒に曲を仕上げていっている。

コレペティってピアニストとしての演奏技術だけでなく、語学も堪能でなければいけないし、歌も歌えなければいけない。とっても大変なお仕事。

あーーーーーどんどん話したいことが出てくるけど、このまま続けると長くなっちゃうので…笑 改めてコレペティというお仕事についてはご紹介しますね♪

では…レッスンを受けにコモへ…

お馴染みになったペタペタシール…。笑

乗車と下車の人が対面して込み合わないように、進行方向が決められている。

手の消毒用ジェルもあった。↓

けどここはイタリア。

故障してて使えなかった!笑 私はいつも鞄に除菌ティッシュと除菌ジェルを常備してるので問題なし。

コモ行きの電車に乗ります。↓

コモまではミラノの北にあるカドルナという駅から普通電車で約1時間。

コモといえばコモ湖!コモコってなんか発音可愛いよね。笑 湖にいく場合はComoLago(コモ ラーゴ)という駅で下車。

お天気の良い日にはこんな空間が広がっている♡

はぁ美しい。。。♡

同じ湖なのに、日本の琵琶湖や浜名湖とはまた違った景色なのはなぜだろう…と考えてしまう。山と湖が近いから?それとも見える建物が違うから?

コレは2017年の夏、ジョルジョがコモ湖の湖畔でデュオコンサートをした時の写真。友達と一緒にミラノから観に行った時のもの。↓

湖畔でピアノ演奏を聴くというなんとも贅沢な時間だったなぁ…♡

心地の良い気候と、ピアノ演奏。そして目の前にはこの景色。

湖畔の縁に座って聴く観客。

私はもちろん日焼けしたくないので日陰の席を死守。

こういうカジュアルなクラッシックコンサートがあるのはヨーロッパの魅力の一つだよね。お客さんたちのラフさを見てください。笑

オープンスペースでの演奏なのでもちろん無料。

↑お天気が良すぎて激しく逆光。笑

↓こちらはコモの劇場。ジョルジョが専属ピアニストとして働いているところ。普段はこちらでレッスンもしてくれます。(今はコロナ消毒作業のため利用不可)

クリスマス時期には結構大規模なクリスマスマーケットとプロジェクションマッピングが行われ、劇場はこんなことに。笑↓

綺麗だけどね。笑

劇場も街の一環として存在している証拠。

今回のレッスンはコロナの影響で劇場が立ち入り禁止とあってジョルジョの自宅で受けたけど、普段のレッスンはこんな感じ。↓

楽譜を前にペンを片手に真剣に歌う私。笑 (どうでも良いけど髪長っ!まだヘアドネーションする前だね!)

本当に丁寧に指導してくれて、歌い手ファースト。若いながら色々な経験をしてきたに違いないのに、決して知識をひけらかしたりしないとても謙虚なジョルジョ。

ジョルジョのレッスンを受けて4年くらい…?彼のおかげで今の私の音楽性が成り立っていると言っても過言じゃないくらい。本当に感謝してる。

歌い手にとってより美しい声を出すためのレッスンをしてくれる歌の先生と、本番に向けての準備をしてくれるコレペティ、二人とも欠かせない存在。

今回はレッスンの様子とか写真撮るの忘れちゃったので、また次回、しっかり紹介しますね♪

しばらく本番の予定はないけれど、自分のレベルアップのため、そしていつ本番の機会が回ってきても準備万端、臨戦態勢でいられるよう、コロナ対策をしながらもレッスン続けていきたいと思っています!

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