風邪の後の我慢期間
実は先週ひいてしまった風邪の影響で今思うように声が出ない。。。”(-“”-)” 正確に言うと声はでるけども、歌声がまだ完全に回復しきっていない。。。
私たち声楽家はアナウンサーや声優さんと同じで声が出ないとお話になりません。。。このもどかしさ。。。
普段から風邪には細心の注意を払って、朝には生姜いりビタミンたっぷり生絞りジュースを飲み、免疫力を高めるため毎日ヨーグルトも飲んでいる。体力づくりのためにジムにもいっているし、帰ってきたら手洗いうがいはもはや言うまでもなく習慣になっている。朝起きてからのぬるめの白湯がいいと聞いてから、毎朝白湯も飲んでいる!
なのにいいいいいいいいいいい!
私も人間。風邪をひくときはひきます。泣
先週の水曜日、なんとなく気管あたりにかゆみと違和感。木曜日には声が思うようにでなくなり、悪寒と倦怠感。金曜日はずっと寝てたにも関わらず土曜日には発熱。幸い熱は大したことなく、心配されたコロナでもなさそう…。それでも!神様のいたずらなのか、よりによって声帯とその周辺を炎症させ、こうして1週間たったあともまだ傷跡を残している。。。
くそっ風邪菌めが!!!!笑(汚い言葉で失礼…笑)
オペラ歌手にとって風邪をひいて声を痛めたのは、スポーツ選手にとって怪我していることと一緒。とにかく我慢が必要なのだ。例えば痛めた足首が治りかけている状況で無理をすれば、怪我の治りが遅くなるだけでなく反対の足や腰やももなど違う箇所に今度は支障がでてきてしまう。かといって全く体を動かさないと体がなまってしまう。
この不安と戦いながら声帯を休ませること、それが回復への唯一の近道。
程よく軽めの発声練習のみをして、あとは喋らない。とにかく…黙って寝る!
学生時代から何度か経験してきたこのなんとも言えないもどかしい時間。一生続くわけではないのに焦って無理して歌ってしまう→結果治らない!の悪循環だけは避けたい!
18歳から本格的に歌い始めて15年以上。この時期のもどかしさだけは慣れない。でも今までの経験上治ることは知っている。
タイトルの写真になっているのは今日の午後気分転換に散歩にでた時の景色。塔が写っているのはドゥオーモといってヴェローナで一番重要な教会で、家から徒歩2分でこの景色に出会える。こういう時にきれいな街並みを散策しながらお散歩して気を紛らわせることができるのも、ヴェローナに住んでるからこそ得られるスペシャル特典なのかも。
耐えるんだ、はな!また全快したら素敵な歌を歌おうじゃないか!(最後は自分へのメッセージでごめんなさい。笑)
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