【YouTube】歌劇「椿姫」より二重唱 ある日、幸せにも|コンサート映像(楽曲解説付き)
やっと編集が終わりました♡
今回の制作時間は…なんだかんだで6時間くらいかなぁ。だいぶ編集作業に慣れてはきたけど、それでも写真を選んだり、加工したり…映像にデコレーションをつけたり…。凝れば凝るほど時間がかかるのがYouTube。
でもブログもYouTubeも一度作ってしまえばずっと残っていくものなので、将来への種まきと思って一所懸命がんばります!
今回の作品は!
私の一番好きなオペラ、椿姫!
さすが使用回数が多いだけあって年季がはいってますね。笑 背表紙のところが補強してある。笑
それではまず、YouTubeをご覧ください♡
今回はコンサートの演奏ですが、演技をつけて歌っていますので、内容が分かりやすく、よりお楽しみいただけるかと思います。
今回曲が二重唱ということで対訳が長くなってしまうので、後日改めてまた歌詞のみアップします!解説動画なし、演奏のみバージョンはページ一番下のリンクからご覧ください。
椿姫は単純にオペラとして好きなだけでなく、何かと縁のあるオペラ。
イタリアで初めて歌った役もヴィオレッタだったし↓
イタリアで初めてコンクールで入賞した時に歌ったのも椿姫のアリア。↓
さらにさらに!遡ること10年!大学院を卒業するときに歌ったのも椿姫。
↑伴奏してくださった鹿島さんとの写真。私、なんかケバいな!笑 (時代を感じるわ…笑)
椿姫というのはパリを舞台にしたオペラで、当時の人気小説だったフランス人作家デュマ・フィスの「椿姫」をオペラ化したもの。現代でいう漫画がヒット→アニメ化or映画化と同じ流れですね。
実はこのオペラ、日本語では「椿姫」という名で知られていますが、こちらは原作の小説の和訳名であり、オペラの本当の名前は「La Traviata」ラ・トラヴィアータ(道を踏み外した女)というのが正式名称です。ヴェルディはオペラ化する時に小説とは別のタイトルをつけたんですね。
そして、こちらも実は…のお話ですが、ヴェルディの作品の中でがっつりヒロインもの…というのはこの椿姫だけで、男性が主役のオペラがほとんどのヴェルディの作品たちの中でも異彩を放っています。ヴェルディ中期の作品にあたるこの椿姫は、当時作曲家として成熟してきたヴェルディが登場人物の心理をうまく表現しているのが特徴です。
それまではどこか男らしい、少し田舎の香り?(ヴェルディ先生、ごめんなさい!)のする土臭い音楽もあったのですが、だんだんと洗練されはじめ、心理描写を含めた美しい音楽へと進化していきます。
特にこの椿姫の2幕、ヴィオレッタとアルフレードの父親ジェルモンによる二重唱は、ヴィオレッタ、そして父としての威厳を持ち、“世間”を表すかのように振る舞うジェルモンの様子がよく描かれています。
今回のこの1幕の二重唱のなかでも、アルフレードの情熱的でストレートな思いや(後にヴィオレッタもアリアの中で歌う部分)、初めは軽く流しながらも次第に揺れ動いていくヴィオレッタの思いも見事に表現されています。
実はこの椿姫、私がいつか地元で全幕上演を!という大きな野望をもっているオペラなんです。
解説動画でも触れていますが、オペラは総合芸術。聴覚だけでなく、視覚的要素も重要…。ということは、若く美しいヴィオレッタに“見える”うちに実現できるように日々の歌のレベルアップと共に、このようなYouTubeやブログを使っての活動も頑張っていきます!
どうか応援よろしくお願いいたします!
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