イタリアで結婚式Vol.4|ドレス編
ちゃお♪
あっという間に2024年になってしまって時の流れの速さと、自分の更新の遅さに驚いているはなです。笑
2023年は個人的にはぼんぼーんと大きな出来事があったなかで総合的にはとっても幸せに穏やかに過ごせた、そんな一年でした♡
今年はどんな一年になるかな?
前回まで結婚にあたっての書類関係をまとめてきましたが、今回はいよいよ本格的な準備について触れていこうと思います!ざっくり言うとこんな感じ。
◇ドレス選び編←今回はコレ
◇会場選び&打ち合わせ編
◇ヘアメイク・フラワーアレンジメント・フォトグラファー打ち合わせ編
◇できるところで節約!DIY編
この4つが書きおわれば、やっと当日のことが書ける!笑 もうすでに遅いんだけど、思い出せるうちに書いておかなきゃと思っています。
今回は女性なら誰もが気になるドレス選びをまとめて書いていこうと思います!
書類関係はこちらの過去記事をご覧ください↓
ではでは、イタリアでのドレス選びスタート!
まず、イタリアと日本のドレス事情で一番違うのはレンタルがない!ウェディング衣装は購入品のみ。
イタリアにはそもそも日本のように結婚式を専門的に扱っている会場は珍しく、あっても基本的に場所や食事を提供してくれるだけで、ウェディングプランナーという概念もまだまだ一般的ではない。
教会や市役所で結婚式をしてパーティー会場(レストランやイベント会場)へ移動するか、もしくはパーティー会場やガーデンなどで結婚式をして、パーティーもするという流れ。
貸衣装屋さんも私の知る限りでは存在しない。
つまり、既製品を買うorオーダーメイドの二択となる。笑
今までコンサートやオペラの衣装でドレスはたくさん着てきたし、イタリアでもコンサート用のドレスの購入経験はあり。でももちろん花嫁衣装は今回が初♡
ってことで、まずはInstagramなどで色々リサーチして、自分がどんなドレスが好きなのかを自己分析。気になったドレスはひたすら保存。
普通の人よりドレス経験は豊富だし、ドレス自体も何着も持っている分、ウェディングドレスには強いこだわりを持っていた私。
気になった保存ドレスの一例↓
たくさんの画像を保存していく中で、なんとなーく…
◇お花や植物イメージのレース
◇背中が大きく開いているスタイル(胸には自信がないが(笑)背中には昔から自信がある!)
◇セクシー過ぎはNG(イタリアの花嫁さんはセクシー路線にいきがち)
そしてドレスを着慣れているからこそ、
◇白!(青光りしてる白じゃなくて暖かい白)
◇長いトレーン
◇長いベール
というウェディングドレスでしか体験できないものも自分の中の必須項目と自己分析。
Instagramでのリサーチと並行して、ヴィチェンツァにあるドレスショップのリサーチも開始して、いくつかピックアップしてみてたんだけど、その中で一番気になったのはPala Sposi パラ スポーズィというお店で、仕立て屋さん兼ドレスショップでオリジナル商品を扱っているということにとっても惹かれた♡
早速予約を取って突撃!
ちなみに!
イタリアでのドレス選びは母親や友達、姉妹についてきてもらって一緒に選ぶのが基本のスタイルだそう。
新郎に花嫁衣装を見せるのは御法度!ココ大事!
当日までどんな衣装でどんなヘアスタイルで来るかも秘密♡
私にとって、今までステージドレスを一緒に選んでもらってきて私の好みや体型をよく分かっているお母さんからの意見は大切だったので、当日はスカイプ用の携帯を片手に一人で試着に挑んむことに。
(イタリアでは一人でドレス選びに来ることがほとんどないそうで、え!一人なの!?とびっくりされ、割とかわいそうな目で見られた(笑))
↑中はこんな感じ。
明るくて素敵な店内♡
店員さんもみんな親切だよ♪
一から作るオーダーメイドもやっているため、デッサン画が飾ってあった。
8月挙式のこの時点で3月初旬。
「割と急ですね。みんな挙式の1年くらい前から動くんですよ。」と言われてちょっと戸惑う。笑
そもそも日取りが正式決定したのが半年前だし、自分の感覚で半年くらいあれば余裕でしょと思っていた。
挙式までの日数の関係上、デッサンを1から作るオーダーメイドは無理だけど、パーツを組み合わせて作るドレスや、もう今できているものを修正して作るドレスだったら間に合うと知って一安心。
気になる価格帯は、もちろんデザインにもよるんだけど、€1500ユーロ〜、超こだわりがあって凝りたい人は€5000くらいいくこともあるけど、大体は€2000/€3000くらいだそう。日本でのレンタル相場が20万円〜30万円ってことを考えると、購入できてこの値段は個人的にはアリ!
ちなみにイタリアの花嫁衣装に使う平均は€2500(もちろんレンタルではなく購入)。
お店に入るとまずはカウンセリング。
ニコニコ笑顔の店員さん、ジョイアちゃん。
当時接客は2回目…というくらいの新人さん。
事前に送られてくるアンケートにオンラインで回答し当日はそれをもとにドレスを選んでいく…というシステム。
例えば…
結婚式の日にみんなの中心にいて注目を浴びたい Yes No
派手なデザインで注目を浴びたい Yes No
笑
ドレスショップ側からしたら、相手がどんなものを望んでいるのか分からない状態からドレスを探して行くのは大変だから時間短縮になるし、お客の立場から見ると、自分がどういうドレスを望んでいるのか分かるようになる。
カウンセリングが終わったら、試着ルームへ。
コレクション発表時にはランウェイとしても使われるから、舞台みたいになってるよ。
この向かって後ろ側にもドレスがたくさん並んでいて、左右の棚の中にもドレスがいっぱい!
ここのドレスショップの売りは
世界に一つだけのドレス
新婦一人一人の体型に合わせたサイズ直し
仕立て屋だからこそできる!細かいデザインのアレンジ対応可←私はコレに惹かれた!
基本的に結婚式当日まで3回のフィッティングがあるそう。
さぁ、いよいよ試着開始!
まずは飾ってあるドレスの中で気になるものをピックアップしてみて、と言われる。
ついついプリンセスラインの大きいドレスに目がいって惹かれてしまう。
だって、女の子の憧れでしょ?笑
一応試着してみるものの、会場が大きな教会+パーティー会場もお城ならまだしも、市役所+シンプルレストランウェディング+年齢(笑)でコレは違うなとすぐ諦める。笑 1着目は確か試着室の外にも出なかった。笑
2着目はこの記事最初のInstagramの写真にあったようなAラインのチュールドレス。レースがいっぱい付いていて可愛かったけど…
既視感。
今回のコンセプトは「今まで私も招待客も見たことがない私になる」。
ドレス自体は着慣れているからこその特殊な感覚だよね。笑
それでもどうしても保守的になり、今まで着慣れてきたドレスにいきがちだけど…これも違うとなる。
ちなみにこのお店では購入までは試着時の写真撮影は禁止。
イタリアには仕立て屋さんも多くあり(さすがイタリア!)試着した写真だけ撮ってデザインを盗まれて他の仕立て屋さんで安く作られてしまう…なんてこともあるそう。
大変な世界だ。。。
そんな中、3着目。
Instagramリサーチ中からマーメイドドレスもなくないなぁ…とは思っていたものの、過去に演奏会用ドレスの試着で1回だけマーメイドラインのものを着たことがあって、あまりに自分の体型とあっていなくて愕然とした苦い思い出があり、抵抗感。
経験上自身の体型上の推しポイントと難点ポイントよく心得ていたので。笑
私の場合は
推しポイント
肩幅があってデコルテが開いたドレスが似合う
背中が綺麗
お尻が大きいからマーメイドラインでもいける
難点ポイント
顔がでかい(ドレスには関係ない!笑)
胸が小さい!(笑)
マーメイドドレスにとって胸がないは、くびれがないのと同じくらい致命的で寸胴体型に見えてしまってラインが綺麗に出ない。
そん中、店員さんの神アドバイス「胸は引くことはできないけど、足すことはいくらでもできる」を頂き、チャレンジしてみることに。笑
胸が大き過ぎる人は、どこかで支える必要があるため、背中が大きく開いたデザインなどは難しいそう。大きい人は大きい人で大変ということ。
背中が開いたデザインがいいなぁって思ってたから…なんだ、良かった!胸がなくて!笑
胸部分はパットで盛ってもらい、試着した瞬間、コレ感。
ただ、背中全体を覆う網部分のくるみボタンだけが気になり。。。
(先ほど書いた通り、購入までは写真が撮れないため、アレンジ前の写真がないのが残念なんだけど)
店員さんに相談すると、すぐ仕立て屋チームが出てきてくれて、バックスタイルをV字にしたら、全面くるみボタンは避けられると即座にアレンジ案を出してくれて解決。
さぁ、そして決断の時。
別に急ぐ理由は何もなかったんだけど、着た瞬間のコレ感と、1回目の来店で決めた場合は割引になるというセールスに押され、購入決定!
自分の性格上たっくさん試着して決めるんだろうなぁって思ってたのに、結果なんと!3着しか試着せずにご購入〜
採寸をして、お直し箇所をチェック、頭金を払って1回目の試着は終了。
いや、まさか初回ですぐ決断すると思ってもいなかったから、びっくり!
選ばれなかったドレスも含めて、初回の試着写真がないのは本当悔やまれるけど、お店のルールだから仕方ない。。。
そして2回目のドレス試着!挙式2ヶ月前の6月中旬。今回は選んだドレスのアレンジ部分のチェックと、胸部分の補正(笑)
無いものは足せるの言葉通り、どんどん入れられていくパット!笑
いいんです。
ラインが綺麗に出れば、補正胸でもいいんです。笑
しっかり形作られたため、ヌーブラもつける必要もないから楽♡
気になっていたバックスタイルはこんな感じ。
うーん…
レースでぎっしり埋まっている感が、イメージと違う。。。
個人的にはもっと肌が見えている方が好み+左右アシンメトリーで花や葉っぱに包まれている感じにしたかった。
店員さんに希望を伝えて、お花や葉っぱをその場で取りながら微調整。その結果…
完璧♡
コレは最終フィッティング、結婚式の3日前に最終チェック+受け取りに行った時の写真↑
嬉しそう(笑)
レースの数が変わってるの分かるかな?
本当に自己満足の世界なんだけど、結婚式の場合は一生に一回しか無い(…はず笑)から、自分が納得できるドレスを着ることが大切だと思う。
ちなみにウェストからヒップラインはお直しゼロ!
今まで売れずに私を待っていてくれたかのようなジャストサイズ♡運命?
もう一つ直してもらったのが、細かーいところだけど、裾の部分が並々になっているのが好みじゃなかった。初期状態はコレ↓
お姫様ドレス♡みたいに波波になってる裾部分も一つ一つ手作業でレースを取ってくれて思い通りのラインに♡
差が分かるかな?↓
他人が見たら気が付かない、そして気にならない小さな差なんだけど、結婚式当日自分自身、心に引っかかる部分が何も無い状態で臨みたかったため、細かい小さな希望も全て伝え、そして全て答えてもらえた!ありがたいなぁ…。
やっぱり仕立て屋さんがやっているドレスは違う。そしてここのドレスショップにして正解だったと改めて思う。
既製品のドレスももちろん素敵なものもたくさんあるんだけど、職人さんが愛情を込めて作ってくれたドレスを丁寧にアレンジし直してくれた文字通り世界に一点だけのドレス。
本当に大大大満足!
ドレス受け取りの時にお店からもらったサプライズ↑
中を開けると最終フィッティングの写真が入ってるよ♡
素敵な思い出の一つになりました♪
こちらはドレスショップのインスタグラム↓
https://www.instagram.com/palasposi_couture/
店員さんはフレンドリー、そして何よりプロ魂を感じさせてくれるお店♡
気になる人は覗いてみてね♪
私のドレスも載ってるよ♡
今回はドレス選びについてまとめてみました!
改めて見てみて、我ながら世界で一番素敵なドレスだったと思うし、ドレスをプレゼントしてくれた家族、そして職人魂で私の面倒な注文にも一つ一つ真摯に対応してくれたドレスショップの方々には感謝しかありません。
本当に一生の思い出ができました♡
いずれ色やデザインを少し変えたりしてコンサートで使いたい!という気持ちと、これはこのまま思い出の品として取っておくのも良いかなぁ…なんて考えていますが、とりあえず今現状のお腹では入らないので(笑)体型戻しながら、ドレスの今後も考えていきたいなぁ…と思います♪
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