イタリアで結婚式Vol.2|書類準備編2

ちゃお♪

10月もそろそろ半ば、本格的な寒さがやってくる前の気持ちの良い天気を満喫中のはなです♪日本のお天気はどうですか?

今回は前回の続き♪

前回記事はこちら↑

結婚に向けての長ーい準備の中で、前回で①と②は完了!
今回は③から④を書いていこうと思います。

✓①日本から戸籍謄本を取り寄せる
✓②戸籍謄本をミラノ日本総領事館へ持って行って婚姻要件具備証明(イタリア語ではNulla Osta ヌッラオスタ)を作ってもらう
Nulla Ostaを県庁へ持っていき、スタンプをもらってイタリアでの法的有効書類化をしてもらう
④③とその他必要書類を持って市役所へ行きPubblicazione プッブリカツィオーネ(結婚の公示)をする日と挙式日と場所を申請する

⑤市役所に改めてPubblicazione(結婚の公示)をしに行く
⑥結婚式
⑦再度戸籍謄(抄)本とイタリアの婚姻証明書などの書類を持ってミラノ日本総領事館へ行き、日本側へ婚姻届を提出する

前回の記事で触れた書類Nulla Ostaを持って県庁へ適法化をしに行く(予約制)前に、とりあえず話を聞きにやってきたヴィチェンツァの市役所

家族の夏休みの関係で結婚の日取りはお盆に近い8月12日土曜日に絞っていた私たち。
式場もヴィチェンツァの市役所!と気持ちは固まっていた(会場についてはまた触れますね〜♪)ため、この希望日に式の予約が取れるか心配になっていた。

イタリアらしい大きな重々しい作りの建物で、外観は歴史的。

入り口で予約があると説明して、戸籍課がある2階へ。
中に入れば現代的な建物!
外観は歴史を感じさせる建物も、中に入ると新しいというのはイタリアでよくあること。

戸籍係の人の説明によると、これから県庁で領事館でもらった書類の適法化をする→揃った書類を持って改めて市役所へ行って、Pubblicazione di matrimonio(結婚の公示)をする日の予約するという流れだそう。

この結婚の公示というのが面白くて、何百年前から残っているイタリアの伝統だそうで、「ハナ・スギウラとデヴィッド・バルツァーノが結婚するって言ってるけど、異議がある人おらんか?」という公示。笑
本当は既婚者なのに独身を装って結婚しようとしている人に町の知り合いが「ハナ本当はもう結婚してるで!だから結婚できんよ!」って申し出て重婚を防ぐという役割らしい。笑

今となっては公示も紙での張り出しではなくネット上だし、もちろん通常異議を申し出る人もいないよ。笑

市役所のお姉さんはとても親切で説明も分かりやすかった♡
そしてイタリア語上手ですね、と褒められる♡やった♪

県庁での書類の適法化と次結婚の公示への手続きにはMarca da bolloマルカダボッロと言われる収入印紙、16ユーロが必要だと言われ、市役所を出てすぐのところにあったTabacchiタバッキ(たばこ屋さん=日本でいうコンビニ的存在)へ。

お金を払ったらその場でシールタイプの収入印紙がもらえるよ。

ちなみに1日に結婚できる組数は決まっていて、8月12日…人気だったらどうしよう…と不安になっていた私たちだけど、係のお姉さん曰く「そんなめっちゃ暑い時、しかも夏のバカンスのど真ん中。そんな時に誰も結婚したくないからそんな焦って予約しなくても絶対大丈夫(笑)」と笑顔で言われる。
よく考えてみればそりゃそうだな。笑

総領事館からもらった書類を適法化しに県庁へ。

県庁はイタリア語でPrefetturaプレフェットゥーラ。
なぜか同じ通りに3軒くらい違う入り口で県庁があり、建物に入ってはここじゃないと言われて隣に移動…を2回繰り返し、三つ目の入り口でビンゴ。

なんか入り口、薄暗くない?笑↓

インターホンを鳴らし、中に入ると誰もいない。出てきてくれた係員さんに予約があること、書類を適法化したいと伝えると、書類を持って中へ入っていってしまった。

数分の待ち。

県庁の中に入れるわけでは無く、この↑入り口の受付?みたいなしょぼい(笑)空間で無事適法化されてはんこが押された書類をいただく。後日また取りに行かなきゃいけないのかぁって思ってたら、仕事、早いじゃんっ!

ミッションコンプリート!
無事に書類の揃い、再び市役所の市民課の予約をとる。

ドヤっ!

こちら、私の愛車↓

自宅からヴィチェンツァの市役所がある市街地まで自転車で約30分弱。
良い運動になります。
ちなみにちゃんとチェーン(頑丈)でポールなどに繋げておかないと、例え昼間だろうと市街地だろうと自転車は盗まれちゃうのがイタリアの常識。防犯対策はしっかり。

ここまでは2月13日、バレンタイン前日のお話。
その一週間後くらい、食事中に突然デヴィッドが「なんか、俺、熱出るかも。体痛い」と言い出す。
うーーーん。。。

一日経って私も発熱。
はい、今更にして二人ともコロナ発症。笑

幸い大したことなく終わった(といっても結構な高熱と体の痛みが出て、コロナは風邪みたいなもんなんて嘘じゃん!ってなった。)からよかった。

病み上がり期の二人タコパ。笑↓

体調がだいぶ回復した時点での写真だけど、こうして見ると二人ともまぁまぁ目がやばいな。笑

無事にコロナからも回復し、揃った書類を持って改めて市役所へ行き無事に結婚の公示をする日の予約が完了!

この公示は半年間有効だそうで、この公示の日から6ヶ月以上経ってしまうと、また再度公示しなければいけないそう。もしなんらかの理由で結婚式が延期になった場合に備えて、少し余裕を持って4ヶ月前の4月12日にしましょう、となった。

今までは全部私一人で役所に行ってできたけど、結婚の公示の日は旦那さんになる人も一緒に来てねと言われる。

市役所からもらった紙。↓

8月12日にヴィチェンツァ市役所で予定されている結婚式の公示をするため、4月12日10時に予約をとりましたよ。16ユーロの収入印紙を持ってきてくださいね、などが書いてある。
ちなみに係の人の説明通り、8月12日に結婚したいと申し出たカップルはこの時点で私たちだけ(笑)
公示日の予約と共に結婚式の正式な日取りも決定!

…こうして着々と結婚式に向けての準備が進んでいきます。

自国民でも書類を集めたり、記入したりいろいろと面倒なこともあるのに、それにプラスして外国人ということで工程がいろいろ増えて大変だったけど、これも一生に一度と思ってどんどんミッションをこなしていくゲーム感覚でやっていきました。笑
でもこれ、イタリア語が分かる状態でやっているから自分のおかれている状況がよく理解できたけど、国際結婚とかでいきなりイタリアでこの手続きをする人たちって本当パートナーの助けなしではできないし、わけが分からないだろうなぁ…。

2023年、これだけ世の中がグローバル化してきても、まだまだ国際結婚って何かと大変なんですね。

さて、次はいよいよ結婚の公示と会場について書こうと思っています!

相変わらずのんびりペースで書いていますので気長にお待ちください♡

続きの記事はこちら↓

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