イタリアで一軒家をリノベーション Vol.5 屋根完成!
ちゃおです!
サマータイムも終わって日暮れが一気に早くなり、季節の移り変わりを感じているはなです♪3時半ごろにはもう夕暮れの雰囲気…。
普通は暗くなるのが早くなるとテンション下がるっていうけど、私は暗くなるのが早くなるこの季節が好き♡
外は暗いのにまだ5時!色々できるじゃん!と、なんか夜が長くなったような気がしてテンションが上がる。笑
今回はリノベーションの途中経過!
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https://hanasoprano.com/ristrutturazione1/
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着々と工事が進んでいる中やっとブログが現状まで追いつきましたっ♡
筆不精でごめんなさい。汗
現状報告と、イタリア一軒家のリノベーションの全貌を綴っていきたいと思います!
建物の作りも日本のとは全然違うから面白い♪
それではスタート!
まずは工事開始までのながーーーーい道のりを綴っておこう。
そもそもお家を購入したのは2023年4月。
お家購入編で話した通り、購入までの紆余曲折により当初の見積もり(2022年3月)から1年以上経過していたこともあり(その間にヨーロッパの物価は高騰!)施工業者で見積書を取り直しところ、なんと当初の40%増で出てきた!
建築資材の高騰や細いところのチェックが入ったとは言え、あまりに違いすぎて
いやいやいやいやいや!いくらなんでも無理無理無理無理!となって新しい施工業者を探すことに。
測量建築士のフェデリーカとニコラと相談し、大きな建築業者ではなくArtigianiアルティジャーニと言われる職人さん…つまり大工さんに頼んだら節約できるとおすすめされる。
メリットは費用が抑えられること。デメリットは大企業ではないため、資材の調達などで時間がかかる。
職人さんという響きに弱い私はすぐに惹かれたし、やっぱり自分達が住む大切なお家、誰の手で作られたものなのか見られるのは良いこと、しかも費用も抑えられるなんて、これで決まりでしょう!
改めて見積書を取り直し、晴れて職人さん二人と契約。
この時点で2023年11月。
早速作業に取りかか…れるわけがなく。
またしてもここで問題が!
屋根の下を電線が通っていて、この電線を撤去しない限り作業に移れないと!
この矢印の先の電線がソレ↓
ここはイタリア。
この電線を取るために申請(2024年2月)からかかった時間、トータルでなんと4ヶ月!
たかが4ヶ月、されど4ヶ月。
あぁーーーー。今思い出してもお腹の底がフツフツしてくるけど、その気持ちを抑えて…。
ふーーーーーー。深呼吸。
東京電力みたいな存在のこのe-distribuzioneという電力会社がまぁ仕事が遅い遅い!
50日営業日(つまり2ヶ月半)以内に工事と書いてあったのに、期限を過ぎても一向に話が進んでいる様子がなく、担当者に怒りの電話を入れる。もちろん言うまでもなく問い合わせの対応も悪い。ふーーーー。深呼吸。
雨天による延期も挟んでようやく電線を動かしてくれる日がやってきた。
6月12日水曜日8:30〜15:30電気が止まりますよ、というお知らせ。
当然この電線は私たちの家だけではなく、ご近所さんの電気も供給しているために通知が必要。
そして、このながーーーーーーい電力会社との我慢合戦が終わり、ついにお家の工事開始!
工事用の足組もできていよいよな感じ♡
↑よく見るとあの電線も無いよ。
イタリアのリノベーションにおける流れはまずは屋根から。
そして屋根ができたら中を作り直していくという順番だそう。
ということで早速屋根の色選び。
屋根自体の瓦は再利用されるため、正確にいうと屋根の内側および1、2階の天井部分になる木材の色選び。
指定された木材展へ行って選ぶことに。
アンミカの「白って100色あんねんで」ではないけど、茶色にもいろんなニュアンスカラーがあるし、右側の薄い色の木材にも微妙な差でたくさんの選択肢がある。
梁が見えるお家になることは当初から知っていて、固定概念からいわゆる「木」の色を想像していたけど、お店に行ってみてびっくり。この中のどれでも選んで良いと言われる。
あまり天井が高くない我が家は本当は白い天井にしたかったけど、木だし無理だよな…と諦めていたところに朗報!
モダンになり過ぎず、木の温もりも残しつつ、かつ黄味のないもの…。
そんなイメージのもと微妙なニュアンスカラーに悩みに悩んだ末、白いけど木目が見えて木らしさも味わえるカラーを選択。
ちなみにオリジナルの屋根裏はこんな感じの雰囲気。
広いオープンスペースになっていて、右側には窓が三つ、左側に一つ。
そしてレンガの柱が天井の支えになっているという作り。
おそらく物置として使われていたため、壁の塗装も特に無しでコンクリートが剥き出し。
オリジナルは採光用の天窓も付いていて、残すかどうか聞かれたけど、コスト面とメンテナンス面で不採用。
8月下旬工事が始まって早速解体される屋根↓
測量建築士のフェデリーカと窓や扉を担当してくれるイヴァン。
屋根がない屋根裏の開放的なこと!笑
骨組みだけ見えるなんてなんだかおもしろい♪
青空も見えて気持ちがいい♡
↑レンガの柱ももう必要ないので取り除かれて穴が空いてたよ。
そして屋根の工事開始から1ヶ月、内側が完成♡
やっぱりテンションあがっちゃうよね!
選んだ白の木材が部屋を明るくしてくれていてとってもいい感じ♪
よーーく見ると木目も見えてて白と木の温もりも感じられる。
↓工事風景はこんな感じ。
窓の上、屋根の支えになる部分のコンクリートを作り直していたよ。
ちなみに職人さんは2人。2人でこんな大変な作業をしてくれてたと思うと…感謝。
↓同じ角度から足場がなくなったバージョン。
奥にはアンテナという文字が見える。
窓ガラスなし状態とは言えど、大きくない窓からの自然光だけでここまで明るくなるのはいいね♪
やっぱり白を選択してよかったなぁ。
実際は床がもうあと10センチくらい上がって窓枠ギリギリくらいの高さになる予定。
↓ビフォアーアフターがわかりやすいように写真をコラージュしてみたよ。
やっぱり途中の青空の開放感がこの時限定の景色で私は好き。
開放感が半端ない♪
柱がなくなってるから同じところじゃないみたい!
右端にはSのマーク…。
壁は断熱材が付けられて新しくなる予定。
もちろんアンテナの文字やこのSマークも見えなくなっちゃうよ。
↓ちなみに外から見たビフォーアフターはこんな感じ。
途中一回ハゲ頭になってるのがなんだか可愛らいしい♡笑
ちなみに屋根にももちろん断熱材が入っていて、夏のエアコン、冬の冷房の省エネになる予定。
あ、今気がついたけど煙突もなくなってる!
↓サイドから見るとこんな感じ。
間違い探しみたい!笑
屋根が張り出している部分をつけて、最終工程は雨どいの設置。
取り付けたばかりだから光ってるよ。笑
屋根が完成したら外壁の足場も撤去。
将来的にソーラーパネルをのせられるようにPredisposizioneプレディスポジィツィオーネと呼ばれる設置準備をしておいた。
↓前から見た全貌。
夏の終わりから秋にかけて1ヶ月くらいお天気悪かったから足場になっていたところに壁にカビ?こけ?が生えてしまっている(涙)
外壁の塗り替えは気温の関係で春しかできないそうなので、こちらは完成してもしばらくは我慢になりそう。
↓サイドから見た足場無しバージョンはこんな感じ。
新しい屋根ができた時は本当に嬉しかったなぁ♡
これで雨風からお家を守ってくれるね♪よかったよかった♡
細かいところだけど、屋根の張り出した部分も屋根の色と同じ白で仕上げてくれてるのがいい感じ♡
ついに現状にブログが近づいてきました!
どんどん工事が進んで進化する家、書くのが遅い私。笑
先週行った時にはまだこの写真の通りだったんですが、今週末新しい見に行く頃にはきっと新しい姿を見せてくれるはず。
楽しみ♡
次回はお家の中がどのように変わっていたか書いていこうと思います。
多分びっくりするので、ぜひまた覗きにきてくださいね♪
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