イタリアで一軒家をリノベーション Vol.11 外壁色決め→窓→床暖施工完了!

ちゃおです♪

最近庭で咲いているバラを一輪挿しにさして、ちょっとハッピーな気持ちになっているはなです♪
小さな幸せ、大切にしていきたいですよね♡

さぁ!新しいお家をお見せするためにも現状までのタイムラグをとりもどさなければっ!
ということで、頑張って進めていきます!

今日はリノベでこだわった床暖について書いていこうと思います。

↓リノベ記事Vol.1から読みたい人は、こちらをクリック↓
https://hanasoprano.com/ristrutturazione1/

↓リノベ前回記事から読みたい人は、こちらをクリック↓
https://hanasoprano.com/ristrutturazione10/

とりあえず窓ができるところからスタートしていきたいと思います♪

まずは、電気配線関係や床暖設備を設置する前に必要な工程といえば窓!
窓がないと電気関係の配線工事ができないそう。

ちなみに我が家は景観保護地区というものに入っているらしく、外観(外壁の色は変えてOK)はどこもいじってはいけないという縛りがある。
つまり、屋根をなくして屋上テラスを作ったり、景色が綺麗だからと窓を大きくしたりはできない

あるままの窓の形を残しつつ、新しい窓枠をつけていくことになる。

まずは断熱材分の張り出したところに土台を作ることからスタート。

側面や上面にも新しいパネルが付けられていくよ。

ここで大切になってくるのが外壁の色選び。

え?このタイミングで?って感じだよね!笑
だってこの時点で外観はこんな感じ。↓

窓もドアもない骸骨状態でいきなり「はい、外壁の色を選んでください」と言われて困惑。
よくよく話を聞いてみると、窓は壁の外側ではなく内側につき、外壁との間に出窓?みたいな張り出した空間ができる

ここの色を塗らないことには窓は付けられないそう
この出窓的な部分の色と外壁の色は変えてももちろんいいんだけど、大体は外壁と同じにするため、急遽外壁選びを敢行。

決め方としては、ドアや雨戸の色をベースとして考えるといい…と言われ大量のカラー見本から選ぶことに。

さすがイタリア緑とかピンクとかめっちゃいろんな色があったよ!笑

私たちのドアパネルはベージュにしようと既に決めていたので、それに合う色をチョイスしていく。

まぁ、これが合うかな?

一応太陽光の下でもどう見えるか検証したく外に出て確認。

あ、この家は前のお家で、ちなみに外壁はピンク。笑
ピンクや黄色のお家って意外と多いイタリア。
ミラノ時代は2軒黄色の家に住んだなぁ。。。

少し夕陽がかっていたので赤みが強く出てるかな?

我が家はこの色見本のコロッセオ6という明るい色に決定。

砂色?みたいな感じかな。

といっても想像力がない私は頭の中ではイメージできないから、iPhoneの画像編集機能を使って雑な完成予想図を作ってみた。笑

うん、可愛い♡笑

ちなみに2025年秋現在、まだご予算&季節の関係上外壁工事はできておらず、未だオレンジで傷ついた痛々しい感じのままになっています。
ちなみに外壁を塗るののに最適な季節は春だと言われてるよ。
早くお金貯めてきちんと綺麗にしてあげるからね♪

そして塗られた出窓的部分がこんな感じ。

これで窓を設置できるようになったよ!

ちなみにぴょんぴょん出てる黒いチューブは前回も登場した電気配線用のチューブ。

窓のフレームで隠れちゃうから見えないんだけど、家ができた今でもこのチューブの使い道は不明。
将来自動窓とかにできるんかな?笑

そして窓が付けばいよいよ床暖の配管工事開始!

基本的にイタリアの暖房は暖炉か温水式で、ガスや電気で温められた温水が日本でいうオイルヒーターみたいな形の暖房器具の中を通って部屋を温めるというシステム

参考までにヴェローナで住んでたお家の感じ↓
窓の下ベッドの奥に見える白いのが暖房で、寒がりの私はよくここにひっついて暖を取っていたりする。

ここの中を温水が流れていて、この小さい器具で全体部屋を温める(しかもよく窓側に設置されている)という割と非効率的な温め方

今回、リノベをするにあたってどうしても譲れないものの一つだったのが床暖。

設置費用は通常の暖房設備に加えて2〜3割高いと言われているものの、普通の暖房には60〜70度の熱めのお湯が流れているのに対し、床暖の場合は25〜35度程度のためランニングコストが節約できる
しかも部屋全体が均一に温められるし、除湿も期待できる

日本では冬の乾燥は問題だけど、イタリアでは反対に冬の湿気が大敵。カビは生えるし、洗濯物は乾かないし…。笑
足元から温まって、しかもガス代も節約になって、さらに空気を乾燥させてくれるなんて、床暖にしない選択肢なんてないっ!

まずは、チューブを敷いていくためのパネルの設置。

2階までみにょーーんって長く伸びてて面白い!笑

この黄色いチューブの中を温水が通っていくらしい。

例えばこの部屋の場合…

床の1番下の層には木材が敷いてあり、前の記事でも説明した通り、1階部分のライトのために電気配線用のチューブが伸びでいる。

まだこの時点ではオリジナルの壁が見えてるね!

そこに1層目のセメントを入れ、その上に床暖用パネルを敷き、チューブを設置するとこんな感じになる。↓

おぉ、なんか面白い!チューブが敷き詰められている〜

この上に更にセメントを注入して、全部の床暖が設置できたところで温度差ショックと呼ばれる工程へ。

冷たい状態のセメントにお湯が通ると温度差によってセメントが割れたりするので、それをわざと起こすのだそう。

乾いたら一気に部屋っぽくなった!

なんか…だ!笑

廊下に出ると配管が集まった調節部みたいなところに繋がっている。

ちなみにメインベッドルーム、リビング、お風呂場兼トイレのバーニョそれぞれに温度を設定できて、その温度に達したら自動で温め機能が止まる…というシステム。

だから自分で暖房をON OFFしなくても自動でついたり消えたりしてくれるよ

寒い国ならではのシステムだよね。
基本的に一度暖房をONにしたら春までずっとONのままというのが一般的。
一部屋だけ…とかではなく家ごと温めるから、付けたり切ったりするより付けたままの方がエコだそう。

やっと1階部分もセメントが入り、床の工程も残すところはClap!という床材を敷くのみ。
これはまだ半乾き状態だからちょっと色が濃いめ。

まずはお風呂兼トイレと玄関のタイルを貼って、床材をつけたらキッチンや洗面所等の家具をつけていよいよ家感が増していくよ!

建築業界で頑張る女子たち。↓
イタリア人女子は強いよ〜笑

タイル屋さんのアンジェラ(右)「へい、男ども邪魔!どいて!」って作業員の人たちに言っててびっくりした!笑

そのくらいの感じでいかないとガテン系男子とは渡り合っていけないんだろうなぁ。笑

ちなみにタイル貼り付けにあたって床の高さを見ているところ。

さぁ、いよいよ本格的に家らしくなってきましたね!

少し前まで四つの壁しかなかったことを思えばすごい変化

家の基礎となるところができてしまえば後は早いよ、と聞いていたので本当にその通りだと思いました。

が、しかし、ここはイタリア。
…この後もイタリアンなリズムで進んでいくことになります。

一生懸命書いていくので、よかったらまた覗きにきてください♪

◇おまけ◇

この時春の始まり3月くらいで、ちょっと暖かくなってきた?くらいでバイクでガルダ湖へ♪
湖畔でおにぎりデート。笑

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