イタリアで結婚式Vol.1|書類準備編1
ちゃお♪
またまたご無沙汰しております。杉浦葉奈です!
なんとなんと!前回の更新から半年が過ぎてしまったという驚き。言い訳は…そう、とってもバタバタしていたんです!(ざっくり!笑)
そのバタバタの一つがこの結婚式の準備。
結婚式の大体の日取りが決まってから約半年。あっという間に過ぎていってしまいました!
過ぎし日を思い出しながら、自分の備忘録のため、そしてイタリアでの結婚に憧れている方、裏側が知りたい方、これからイタリアで結婚するんです!という方のため、結婚する為のプロセスを書いていこうと思います♡
住んでいる市や時によって変わるかもしれないので、2023年にヴィチェンツァで結婚した葉奈はこんな感じだったんだなぁと思って見てやってください。
まず初めに、イタリアでの結婚式は大きく分けて2パターン。
1キリスト教の教会で式を挙げる
2市役所で式を挙げる
若い人は信仰心が薄れてきているとはいえ、まだまだキリスト教のお膝元のイタリアは、結婚する時にこの二つから選ぶことになる。どちらを選んでも法的効力は同じで、「親やおばあちゃんが信仰深くて教会での結婚式を望んでいる」「両親に教会での結婚式を見せてあげたい」といった理由で教会式を選ぶカップルもいれば、「自分は神を信じていないから教会で挙げる意味は無い」「シンプルに挙式を行いたい」などの理由で市役所での結婚式を選ぶ人たちもいる。
そもそもイタリアでは事実婚のカップルも多く、何年も一緒に住んでいて子供もいても結婚はしていないというカップルも多い。信仰心が強いと言われる南イタリアに比べて私が住んでいる北イタリアでは、もちろん地域性もあるだろうけど、感覚的には…半々…とまではいかないけど、事実婚も特に珍しいことではなくよくあること。
離婚率が5割のイタリアでは、別れた時の手間や労力を考えてなのか(笑)、事実婚でも結婚している夫婦とほぼ同等の待遇が受けられるからなのか、結婚というカタチをとらないカップルも多い。
日本より多様な社会で良いなぁ。
私達の場合は彼はキリスト教徒だけど、私もこのタイミングでクリスチャンになる…という選択肢も特に持ってなかったので、相手の宗教を尊重するという意味でも市役所での結婚式を選んだ。
(聞いた話によると教会によっては片方がキリスト教徒なら結婚式を執り行ってくれるところもあるそう!知らなかった!)
そして、私の場合はイタリアではもちろん外国人。
あ、時々結婚したらイタリア国籍になると思っている人いるけど、私は結婚しても、離婚しても(笑)、自ら国籍を変更しない限り一生日本人です♡
そう手続きが面倒なんだよ〜。笑
普通のイタリア人同士の場合のプロセスに加えて、杉浦葉奈はイタリアではもちろん、日本でも独身で、結婚できる状態なんですよという証明が必要になる。
①日本から戸籍謄本を取り寄せる
②戸籍謄本をミラノ日本総領事館へ持って行って婚姻要件具備証明(名前長っ!難しっ!(笑)つまるところ独身証明。イタリア語ではNulla Osta ヌッラオスタ)を作ってもらう
③Nulla Ostaを県庁へ持っていき、スタンプをもらってイタリアでの法的有効書類化をしてもらう
④③とその他必要書類を持って市役所へ行きPubblicazione プッブリカツィオーネ(結婚の公示)をする日と挙式日と場所を申請する
⑤市役所に改めてPubblicazione(結婚の公示)をしに行く
⑥結婚式
⑦再度戸籍謄(抄)本とイタリアの婚姻証明書などの書類を持ってミラノ日本総領事館へ行き、日本側へ婚姻届を提出する
長っ!笑
(ちなみにこの当時このブログを書きながら⑦のために必要なイタリア側の婚姻証明書と彼の国籍証明書が必要だと気づき慌てて調べてネットで申請。危ない危ない!)
さてさて!前置きが長くなりましたが…
やっとここからスタート!
①から順番に見ていこう♪
日本から親が送ってくれた戸籍謄本↑
イタリアの郵便事情ははっきりいって最悪。笑
とても先進国とは思えないくらい、遅延や紛失があるからね…。
友達に送った小包なくなっちゃったし、お手紙が届かなかったこともある。
無事に手元に届いてくれてよかった♡
②こちらを持っていざミラノへ!
ミラノ中央駅↑
ザ・ヨーロッパの駅って感じでいつ見てもかっこいい♡
こういう駅舎って日本にはないよね。
ミラノっぽい黄色いトラム↓
領事館のすぐそばを通っている。
中央駅から地下鉄黄色線に乗って、Turatiトゥラーティという駅を降りてからすぐのところに在ミラノ日本総領事館がある。
ここら辺はフランスやアメリカの領事館などがある大使館・領事館地区。
日本領事館に到着。
中に入る時にセキュリティーのチェックがあるんだけど、その警備員さんがイタリア人で、しかもちょっと怖い。
私はイタリア語がわかるし、対応もできるからいいんだけど、言葉が分からない人からすると、ちょっと不安になっちゃうところかも!?
もう少し対応の優しい人を雇えばいいのに…と思ってしまう…。
でも中に入ってしまえさえすればそこは日本。
日本の役場へ行った時のように、受付業務の日本人の方が対応してくれます。
戸籍謄本を見ながら申請用紙に必要事項を記入し、遠方からの来館(田舎者感。笑)のため午前中に申請、午後には書類が出来上がるということで、会いたかった友達に会いに行ったり、久しぶりに一人でミラノをぷらぷらお散歩することに。
やっぱりドゥオーモはかっこいいなぁ。↓
ミラノに住んでいたから何っ回も通ったことあるけど、やっぱりミラノのドゥオーモはいつ見ても良いなぁ…と思う♡
絵になるよね!
そしてせっかくなのでスカラ座様にご挨拶。
しばらくスカラでオペラ観てないなぁ。。。
無事に午後に出来上がった書類Nulla Ostaヌッラオスタをもらって終了。
これで無事に杉浦葉奈さんは日本国でも独身で結婚できる人ですよ〜という証明ができる。
その時係の方に「この紙をlegalizzareしてきてくださいね」と言われる。
レガリッツァーレ…。つまり、この総領事館でもらった紙切れ(失礼!笑)が、イタリアでも法律的に有効ですよ、と証明するためのステップ。
住んでいるところの県庁へ行ってしてきてくださいね、と教えてくれた。
そしてヴィチェンツァへ戻って別日に市役所へ細かい説明を聞きに行く。
なにせ結婚するのは初めてだから、いろいろ慣れないことも多い。笑
ヴィチェンツァの広場もミラノに負けず劣らず素敵ね♡
この角度の写真を何枚も撮っちゃう。笑
ちょうどバレンタインの時期だったから、こんな(ダサい笑)モニュメントが。笑
イタリア人のセンスの良さ、どこいった?笑
今回はここまで。
短くまとめようと思うのに、いつもなかなかまとまらず、長くなってしまうけど、それもまたこのブログの特色、ということでお許しを♡
次回は県庁に領事館に作ってもらった書類を持って行くところから書いていきますね♪
♡おまけ♡
せっかくハッピーな内容なので、ヴィチェンツァの広場で撮ったデヴィッドとのツーショット♪
デヴィッド顔が小さいから、相対的に私の顔がデカく見えてしまう。
相対的に、ね。
本当にデカいのではなく、そう見えるだけです(嘘)。笑
いつもいかに自分の顔を小さく見せるかに必死な私。笑
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