イタリアで一軒家をリノベーション Vol.10 壁ができたらタイルを選びに行こう
ちゃおです♪
最近ぐっと秋も深まってきて朝晩は結構冷え込んできたイタリア、先週末から床暖を稼働させ足元からほっこり気分なはなです♪
ちなみに今日のブログ執筆のお供BGMはモーツァルト。やっぱり神童だよなぁ…なんて思ってしまう。このモーツァルトにしか出せない色って何なんだろう?このピュアな感じ。心が洗われる感じ。はぁ…またオーストリア行きたいなぁ…♡
たまには音楽家的な話題も出したところで…話を戻して。
前回のブログでも書いた通り、もう新居で暮らしながら過去を振り返って記録として残していますが、改めてすごい道を辿ってきたんだなぁと実感。笑
今の生活から過去を振り返ると頑張ってよかったなぁと思います。ウンウン。
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それでは壁完成からタイル選びまでを見ていきましょう!
前回壁の元となる柱が立ってちょっと家らしくなってきたところから、今回は壁ができていく様子を追っていくよ!
このアルミ?みたいな柱に石膏ボードを両面に付けてその間に配線や断熱材兼防音材を入れていくという作り。
まずは片側だけ付けて、色々した後に両側を壁にしていくという感じらしい。
なかなか見られないトイレの裏側(笑)↓

イタリアのトイレはタンクが壁に埋め込まれているのが一般的。
さすがデザインの国だよね!
今見えているのは壁が付いたら見えなくなる部分で、電気の線が通る黒いチューブや水道管が通っているよ。
こっちは2階のお風呂兼トイレ(バーニョ)の洗面所。↓

左側にはバスタブが付いて、右側が洗面所。
二つずつ出てる水道管の赤い方が温水用のチューブだと思われる。
そして足元の赤丸で示してあるのは1階の天井のライトへと配線を通すチューブ。
我が家の天井は梁が見えるタイプなので、それを活かしたシンプルな電気にするため、1階は配線が見えないように2階部分の床に穴を開ける形で対応。
パネルがつくとこんな感じに♪↓

繋ぎ目やねじ?釘?の部分が塗られて現代的なデザインみたいになってる(笑)
ちなみにこの石膏ボードは木材やレンガのような重さに対する耐久性はなく、たとえば壁に直接棚を取り付けたい所には予め補強材として木を入れておいてもらわないといけない。
つまり、まだ家ができていない状態から完成形をイメージして、どこにどんな家具を置くのか何となく想定しなければいけない。
すぐに棚を取り付けたいところ、もしくは将来取り付けたいかもしれない所は、こうして施工業者へ直接画像を送って希望を伝える。↓

どのくらいの高さで、何センチ幅か。
これはリビングルームで、いつか棚を取り付けたり、大きな絵を飾りたいなぁと思っている所。
ちなみに補強材なしでも5キロ程度の重さなら耐えられるらしいから、例えば時計や小さな絵や写真くらいなら問題なく取り付けられる。
基本的に柱と柱の間は60センチ、その間を30センチくらいの幅で補強材(見たところただのボロの木(笑))を入れてもらう感じ。↓

この壁は元々キッチンがあったところで、一生懸命黙々とタイルはがししてたのが懐かしいなぁ…笑
新しい壁の奥には元々の壁があると思うと何だか感慨深い。
そしてこれは新しいキッチンが設置される予定のところ。↓

キッチンも棚を壁に取り付けるデザインにしたから、キッチン屋さんに指定された通りの高さで補強材を入れてもらう。
断熱材を入れて、パネルを取り付けていく作業は本当にあっという間。
どんどん壁ができていったよ!
レンガで作るよりも早いというのはこういうことか。納得。
1階の壁完成♪
めっちゃ家みたいじゃない⁉︎笑

Instagramに載せたら友達に「何でデヴィッドヘルメット被ったままなん?」とツッコまれた写真。
謎だよね。笑
ちょっと天然なデヴィッド。笑
この時は確か湖にツーリングへ行った帰りだったかな?
ちなみにぴょんぴょん出ている黒いチューブは電気配線用のチューブだよ!
だんだん家らしくなってきたとろで、タイル選びに。
前の記事で書いた通り、床はClap!という新素材にするので、タイルになるのは玄関部分とお風呂兼トイレ(バーニョ)。
測量設計士のフェデリーカにおすすめしてもらったバーニョの内装屋さんへ。

ヴィチェンツァ市内からはちょっと遠かったけど、車で30分くらいかけて一人でタイル選びへ。
イタリアには本当にリフォーム関係の業者が多くて、家具屋さんはもちろん、キッチン屋、お風呂兼トイレ(バーニョ)を取り扱う店、本当に多岐にわたる。
このお店では主に、シャワー関係、洗面所、トイレを扱っている。
さすがイタリア、デザインの国、洒落てるわ。↓

バーニョといえば一般的に床や壁はタイル張り。
衛生面でも木よりも適しているし、特に木の温もり…みたいなことは求めないからね。
…とはいっても最新素材のClap!は木の模様だけど水にも強いから、使おうと思ったらバーニョにも使えていたし、最近はバーニョの床も木みたいなデザインが流行っているみたいなんだけど、家中全部床が同じはバリエーションがなくて面白くないな、とタイルにした。
1階のショールームはシャワーやトイレ洗面所関係で、地下はタイル関係。

何となくざっくりベージュ、クリーム系にすると頭でイメージしていたので割とすんなり絞れていった。
植物柄も好きだし、イタリアらしくちょっと奇抜な攻めたデザインなんかも気になったけど、1件目でそれをする勇気は出ず。笑
家の色みを決めていく中で、順番としてはこんな感じ。
①天井の梁の色(おそらくこの先変えない)
②床の色(こちらもおそらくこの先変えない)
③キッチンの色(絶対変えないわけじゃないけどこの先20年後くらい?)
④タイルの色(多分変えないけど比較的変えやすい)
⑤大きい家具
⑥椅子やクッションなどの小物
面積が多い+変えにくいものから優先して決めてそれに合わせて決めていく。
実は工事の進み具合で②と③は逆になっちゃったんだけどね。笑

既に決まっているリビングの床材Clap!(奥)を元に合うか並べて検証中の玄関用のタイル。
ちなみに床材を選ぶときに大切にしたことは、落ちた髪の毛や埃が目立たないこと。
そして玄関の床材は土汚れも目立たないこと。
とにかくめんどくさがり(コラッ)な私には目立たないに越したことがない。笑
ちゃんとお掃除するけどね!見なくていいものは見たくない。
2つあるお風呂場兼トイレ(バーニョ)用タイルは悩んだ結果同じものを使用することに。
イメージを変えても良かったんだけど、そこまでこだわりがなかったことと、同じタイルにしておくとタイル貼りの際の予備分を節約できたり、将来もしも何かを落として割れちゃった時とか用のストックタイルが一種類で済むということで1種類に決定。

担当してくれたアンジェラ。
直接現場に来てくれた時も男性が多い建設リフォーム業界で、施工業者さん相手にブイブイ言わせてたかっこいい系女子。
イタリアにはこういう強い女性が多い。
3Dでバーニョを再現してくれて、タイルをどの向きで置くか、壁はどの高さまで貼るか、必要なタイルは何枚か…など分かりやすく見せてくれる。

これを見ながらきゃーなんか家っぽい♡と興奮していた私。笑
タイルだけ見て想像できるほど想像力豊かじゃないからね。
どの高さまでタイルを貼るかはかなり悩みどころだった。選択肢は天井ギリまで、ドアやシャワーボックスと同じ高さの2m、ちょっと高めの1m50cm、一般的なよくあるタイプの壁半面1m20cm。
全面タイルは重く閉鎖な空間的になるけど、カビの心配がない。
半面1m20cmにすると壁の白の面積が増えて明るくなるけど、カビが生える可能性もゼロではない。
夏に湿気が多い日本とは逆にイタリアでは冬が湿気が多く、ジトッと寒い冬のバーニョは日本同様絶好のカビポイントなんだけど、床暖が空気を乾燥させてくれることを期待して、そして何よりご予算の関係もあり半面に決定。
はぁ…だいぶ家らしくなってきましたね!
工事が決まってからここまでで既に約1年が経過。
日本で家を買ったことはないけど、多分日本では考えられないゆっくりスピードなんだろうなぁとは思います。笑
全てはイタリアリズムで動いているけど、関わってくれた業者さん全員の顔と名前が分かるのはイタリアならではなのかもしれませんね。
長く暮らす家だからこそ思いの詰まったものにしたかったし、作ってくれている人を見られるのって素敵なことですよね♪
さぁ、現状に追いつくまで一生懸命書いていきますっ!
◇おまけ◇
この時期のちょっと前、2024年の年末は日本へ行っていてその時の写真でを載せておこっ♪
デヴィッドinジャパンの記事も書かなきゃな!もう覚えてないかもだけど!笑










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